6月読書会【リアル+オンライン】『あん 』(第184回)

6月読書会【リアル+オンライン】『あん 』(第184回)

6月2日(金)19:00ー21:00
読書会は本を読んでくれば、どなたでもご参加できます。
ふるってご参加くださいませ。

■課題図書
『あん』 ポプラ社 ドリアン助川著

【内容紹介】
町の小さなどら焼き店に働き口を求めてやってきたのは、徳江という名の高齢の女性だった。徳江のつくる「あん」は評判になり、店は繁盛するのだが…。壮絶な人生を経てきた徳江が、未来ある者たちに伝えようとした「生きる意味」とはなにか。深い余韻が残る、現代の名作。

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なんと、著者のドリアン助川さんより、

今回の読書会に寄せてメッセージをいただきました!

感激です。
ありがとうございます☆

ぜひ、お読みください。

 
↓↓↓↓こちらです。

春光堂書店さんの読書会に参加される皆さん、こんにちは。
小説『あん』の著者、ドリアン助川です。
今回の読書会幹事である黒瀬愛さんから、『あん』を課題図書に推薦されたと伺い、皆さんにご挨拶申し上げます。
『あん』は、着想から刊行までかなり時間がかかった作品です。1996年に「らい予防法」が廃止され、これまでハンセン病患者および回復者の皆さんを社会から隔絶していた壁が取り払われることになりました。メディアはこぞって、ハンセン病に関する人権問題に光を当て始めました。私はただそうした記事を読んだり、ニュースを見たりして若干の知識を得る一般の人間でしかなかったのです。
 しかし、当時パーソナリティーを務めていた深夜放送で、「自分たちは社会の役に立つために生まれてきた。社会の役に立たないのであれば生きている意味がない」と話す若者たちと出会い、何か奇妙な予感が芽生えました。主体的、能動的という言葉はほぼ100パーセント良い意味で使われていますし、人生はそうあるべきだと誰もが信じています。でも、本当にそうなのだろうかと思ってしまったのです。例えば、病気を患い、一つの場所から出られなかった人には、生きる意味がないのか? と。
 この問いに対する結論は、胸の中の誓いという形で現れました。どんな運命を背負った人にも、この世に生を受けたというだけでなんらかの意味があるのではないか。社会で活躍したかどうかということは別の次元で、誰もが納得の行く「生きることの意味」を創造してみたい。できればハンセン病問題を告発する形で、その背景を作り上げたい。
 そうは思ったものの、書籍を紐解くところから始めた勉強です。この病気に関する苦しみは先達によって全て書かれていますし、北條民雄のような素晴らしい作家も療養所から生まれています。私は自分が何をすべきかわからないまま、ただ歳月の中で「宿題があるぞ」という意識のみを持ち続けました。結局、私が細々と続けている歌のライブに回復者の方々がお見えになり、その縁から療養所を訪れるようになるのですが、その段階ですでに10年が過ぎていました。
 療養所内で甘いお菓子を作り続けた皆さんがいらしたこと。一人一人の人生の苦味、味わい。小説『あん』の一行ずつに託した内容は、回復者の皆さんへの取材を通じて私が知ったことです。教えていただいた、伝えていただいた、という思いがあります。
 2013年に初版4000部でスタートしたこの小説は、今、22言語で翻訳され、世界中で読まれています。映画化もされ、カンヌ国際映画祭のオープニングを飾りました。先日もフランスで翻訳文学賞をいただき、たくさんの読者の皆さんから「生きることの意味」についてのメッセージをいただきました。ありがたいことです。
 ただ、その原点は、私の心に芽生えた形なきインスピレーションと、取材を受けてくださった療養所の皆さんの寛容さにあります。
 どうぞ皆さん、この短い物語から、ハンセン病に罹患したあまり特異な人生を送らなければいけなくなった人々の心と、それゆえに開闢したある種の哲学、生きる上での新しいものの捉え方に触れていただけたらと思います。
 今回は良い機会をいただき、ありがとうございました。                          ドリアン助川
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■リアル参加について
参加費:1,000円(学生500円)お茶・菓子付き
当日、店舗にてお支払いください。
●参加者はおよそ15人前後です。
毎回、メンバーは変わりながら
新規参加者も常連さんもいます。
20~50代を中心に中高大学生から定年退職した人まで幅広いです。
男女比は半々です。

★リアルにご参加の方はFBページより参加ボタンを押して下さい。
または店舗までお電話下さい。
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■オンライン参加について
オンライン導入をします。
(リアル会場とのハイブリッドになります)
●決済はクレジットカードのみです。
お支払いは「後払い」です。
オンライン参加費:1,000円
下記の事項をよくお読みの上ご参加ください。
参加方法はその下に記載してます。

【接続について】
zoom参加における一般的な使い方について、参加の前日までに習熟をお願いします。当日、こちらでは個別の対応できませんので、ご了承ください。

【映像】
外付けのカメラ一台だけ配置します。
リアル会場の様子を定点から映します。
時折、画像が固まるおそれがあります。

【音響】
会場にマイクを五つ設置します。
4.5人のテーブルごとに一つ設置します。
それでも聞こえにくい現象が発生するおそれがあります。
※ご注意ください 
市販の一般的な機材の品質です。
素人の技能による配信です。
不具合、不手際があるかもしれません。
書店の手づくりの読書会です。もし、ご迷惑をおかけする事が発生した際には、腹を立てず、おおらかな気持ちでトラブルを受け入れられる方で、そうした不確実性の上でなお参加費をお支払いしても良いと考えられる方は、ご参加くださいませ。
視聴に耐えられない配信だったと、運営が判断した場合には、参加費は頂かない旨をご連絡します。(払い込んでしまった場合には払い戻しします)
上記にご了承いただける人はメッセンジャーでオンライン参加の旨をご連絡ください。

メッセンジャー宛先はこちらです。
https://www.facebook.com/daisuke.miyagawa.14/
折返しアクセスコードをご連絡致します。
メッセンジャーのない方はお店までお電話下さい。
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■懇親会(2次会)について

読書会の終了後に懇親会(飲食を含む、概ね6000円程度(アルコールの方は8000円程度)を予定しております。ご参加希望者は下記のメッシャンジャーの宛先までその旨をご連絡くださいませ。予約の関係上、開催5日前までにお申し込みください。
またはお電話下さい。

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※書籍のご購入にあたり、県外在住の方は下記サイト(e-hon)より、全国に宅配可能です。ぜひご利用下さいませ。
 
【宅配送料】
・ご注文金額が税込2,000円以上:無料
・ご注文金額が税込2,000円未満:全国一律送料・税込み350円
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【会について】
◇イベント開催の様子は写真撮影をしてインターネット上に掲載します。
◇その他、不明な点がありましたら、春光堂書店の宮川大輔あてにお問い合わせください。
 
【感染防止対策】
◇参加者は入場の際、検温・アルコール消毒・マスク着用
および、ソーシャルディスタンスの確保、会話方法のお気遣いのご協力をお願いします。
◇当日の朝、体調に少しでも不安を感じた方は参加をご遠慮下さいませ。
以上、ご理解とご協力をお願いします。
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読書会の案内
 
本を読んで気軽にお話をする読書会です。
読書会は「本」と「自分」の個人の体験の上に、「参加者」のお話が加わることで、一人でする読書以上の新しい発見ができます。
本を多角的にゆっくりと深く味わうことは、他に代えがたい体験として、12年続けてきてよかったなあとしみじみ思っています。
春光堂書店の読書会は時代に合わせて、生き生きとした場を築いていきたいと思っています。
お茶とお菓子をご用意してお待ちしております。
ご興味のある人は、ぜひご参加くださいませ。

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