第199回 『死の貝』読書会



199回目となる9月読書会が行われました!
 
『死の貝』というドキュメンタリーです。
日本住血吸虫症(地方病)克服に至る100年の経緯です。
 
とても読み応えがあり、謎の解明に向かう迫力に引き込まれ一気に読んでしまいました!
山梨の人は山梨を見る目が変わる本だなと思いました。
ぜひ読んでみてください。
 
この本をきっかけに、奇しくも参加者の三人が3日間連続して杉浦医院を訪れていました。そこで詳しく聞いた内容を読書会でもお話してくれて、本に書かれていない側面にも触れられて、それがとても参考になりました。
全くといっていいほど無知だった私ですが、次に伺うときは吸収力が大きく違うと思いますので、近い内に(展示物がある)博物館とともに医院に行ってきます。
 
また、かつて小学校教諭だった当時の特別授業で、地方病を扱った資料をお持ちくださる方もいました。その時に作った紙芝居が見つからなくて持ってこれずに残念ということでしたが、なんと他の人が持ってきた資料の中にその紙芝居の一部が出てきました(^^)
 
そして、80代後半の方でリアルな見聞を教えてくださる方、
目黒の寄生虫博物館へ行ってきた方の資料、
宮入貝の標本を見せてもらったりして、
数多くの資料が集まりとても内容の濃い時間になりました!
 
なにより、今回は参加者の中に寄生虫を専門にする大学教授の方がいらっしゃり、世界での寄生虫のお話、その解明の難しさなどもお聞かせくださり、本を読んでいて関心が高くなってきたこともあり、一つ一つが興味深く本当に勉強になりました。
 
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ということで、来月は200回!
 
育英セミナーの中村安志先生に感じをお願いしました。
「大人がどう行動するのか考える本」ということです。
ぜひご参加ください。
 
『あたりまえを疑う勇気』植松努/著 清水克衛/著

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