3月の読書会が開催されました。

課題図書:『世界を変えるビジネスは、たった一人の「熱」から生まれる』
丸幸弘著 日本実業出版社

16人参加のうち初参加の若者が4人もいて盛会になりました。
感想を一巡しながらみんなでそれについて意見するだけで、
2時間も経過する程の「熱」のある話になりました。
最後の方の人は当初予定していた質問などが、一巡する内に出尽くしてしまうという事態になった人もいました。

今回は教育、組織論、科学の捉え方についての話が主になりましたが、思いもよらない多角的な視野から意見が投入されて、
読書会の醍醐味が存分に味わえました。

全てが万能ということはなくて、
ブラックな面、グレーな面もありながら
どこの部分を、どのような自覚をもって遂行するか、
それぞれの持場で考える時にきっと参考になる話が多かったと思います。

私は科学的分野のフィールドの持ち方の話と
文化的分野のマネタイズをそれほど意識しなくてできる教室の話、
「文科系と理科系という分け方は、もう縄文時代の分け方」という
くだりで話が盛り上がった所が印象的でした。

大人がちょっと話しすぎてしまったかなあと思いましたが、
終わった後に一人の大学生が最後まで残っていき、
本当に良かった。大学の授業の1週間よりずっとよかった。
いつも同じメンバーで同じようなことが続いていたが、
こうして飛び出してみるととても刺激になった。
様々な大人とその意見を聞きながら、大学に行く意味そのものまでちょっと考えてしまった。来月からも来たいと言ってました。

何だかそういう場がこの書店にあるんだなあと思うと
本当に嬉しい話でした。

これだけ盛り上がったのも選書と幹事がよかったのだと思います。
そして、参加者のそれぞれの意見に耳を傾ける姿勢があってこそですね。
ありがとうございました。